襲来! 竜宮トレモロ襲来!
見えない中に見えるもの!
追われるランランを助け、トレモロと相対する遊飛。
あともう少しで何かが見える、そんな予感の中でデュエルが始まった。
竜宮トレモロ。
端的な発言を補足しつつ復唱する、2回言う系デュエリスト。強い! 絶対に強い!
デッキを捨ててきた遊飛を許せなかったり、自分のカードを「かわいこちゃん」と呼ぶなど、カードに対する強い愛を感じさせる。
これだけ見るとデュエリストの鑑なんだけど、マキシマムのきな臭さを考えると……どうなるか。
墓地にモンスターがない状態を維持する兄フェイザーとは逆に、シンプルに墓地を肥やすと強い仕様。
マキシマムを罠で徹底的に守り、墓地の海竜が溜まったら超攻撃力で一気に決める。
中学生遊飛のデッキは虫タイプのジョインテックが登場。
なんと《パワー・ボンド》を使用。
そのターンでは決めきれずダメージを受けたものの、回復でしっかりフォロー。
上がった攻撃力がターン終了後も持続する《パワー・ボンド》の特性も解説。
だいたい勝負決まるカードだから意外と知らなかったりする。
不発の閃光弾をダマムーがうっかり拾ってしまったせいで、一時的に視力を失う遊飛。対閃光防御さえできれば……
そこでランランが七星家の伝統、前作で言うところの蒼月流デュエルを実行。
引いたカードを遊飛に伝えつつ、カードの操作を担当した。
マキシマムに敗北しカード化される遊飛だが、トレモロの言動やフェイザー戦の記憶から何かに気付く。
最終的な勝利を宣言しながら退場し、カードはダマムーが回収。
地下ではアサカ主導の地上解放作戦も開始され、反撃が始まる!
という、ここから勝つぞ! な回でした。
デュエル自体は負けで強敵の顔を立てつつ、むしろこの負けが後の逆転に繋がる、そんな展開を予感させる。
暗めの序盤からどんどん上向いて、これからが楽しみ。
遊飛の気付きについて。
トレモロがマキシマムを「かわいこちゃん達」と呼ぶこと、マキシマムに敗れた者がカード化されること、そもそもマキシマムの出どころが不明なこと……
そこに前作の要素を踏まえて考えれば、思い当たる可能性と、これからの予感はある。
ここまでマキシマムが徹底的に無敗なのも、期待させるところ。どうなる!?
次回は第57話「地上奪還作戦」!
反撃の狼煙! ゴーラッシュ!!