聞く耳持たぬ困った上司は、意外とピュアな愛の持ち主!?
カワイイを信じる者にデッキは応える!
七星蘭世のそっくりさん、七星ランラン登場回。
MIK本部長で、マナブにとっては上司。
安立&霧島と同じく、前作と立場が逆転。
七星家うんぬんは特になさそう?
凛之介のそっくりさんも出てくるのかな……七星リンリン!?
七星ナナナナもきっと出てくるんだナ……
ランランのデッキは蘭世と同じく、地属性植物族の花牙デッキ。
とはいえ持ち主の違いもあってか、今回はそれほど忍者でもない見た目。命名規則も異なる。
戦略は……ない。
七星ランランは自分がかわいいと思ったカードだけでデッキを構築しており、
本部長という立場のせいで接待デュエルしか経験していなかったため、デュエルのなんたるかは全くわかっていない!
接待で無敗というとGXのアビドス3世を思い出すけど、あの人は伝説ほど強くはないというだけで戦略はしっかり持っていたので天と地の差。
当然ながらマナブの相手にはならず、あっさり追い詰められる。
ニャンデスターとランランの過去、それは悲しい思い込みの暴走……
「かわいい猫ちゃんの声が自分だけに聞こえてる! うれしい!」
「と思ってたら人語を喋る宇宙猫だった! ショック!!」
……お前は何を言っているんだという感じではあるが、
前作の蘭世に散々見せつけられた激しい主役願望を思えば、納得せざるを得ない。
かわいさに裏切られ(?)た後も、無意識にかわいさを求め続けていたランラン。
カワイイの力を信じて発動した魔法カードでサラマンダーを弱体化。
発動時のデッキトップ墓地送りが3枚ともモンスターだったことで有効な弱体化数値まで届いており、
これはかわいいカードばかり集めたデッキ(戦略度外視でモンスター比率が高くなりがち)だからこその成果。
その後は花牙お得意の分身を決めてマナブの場を全滅、一矢報いた。
対するマナブの新エース、アナライズ・フロギストン。かっこいい!
効果は手札の魔法罠1枚のコストに加え、
相手の場の攻撃表示モンスターの合計レベルと同じ合計レベルになるように自分の墓地の炎族を3体デッキに戻すことで、それらを全滅させる派手な効果。
必ず3枚戻さないといけないので、墓地に多彩なレベルを揃えなければ発動すら難しく、
破壊対象がレベル8以下に限定されていたり、発動後に1体でしか攻撃できなくなるデメリットまでついていて、めちゃめちゃ使いづらそう。
でも決まったら絶対楽しい。
居住区封鎖の話はなくなり一件落着。でもデュエルパワーは全然溜まらずマッチョは遠い!
どうしたものかと考えていたら……向こうから誰か来たぞ!?
というわけでやっぱりすごかったランの人でした。
前作譲りの暴走乙女っぷりに笑いつつも、
「好きなカードを集めたデッキが応えてくれる」
「真剣に向き合ってくれる相手のおかげでデュエルの楽しさを知る」という、グッとくる要素も印象的な回。
よりによって投げやりコイントス遊飛の後にこれやります?? 意図的??
ランランは難点が目立ちつつも魅力的なキャラになってると思う。
「ありがとう、また一緒に遊ぼうね」いい……
遊飛も昔はカッコよさ重視でドラゴンばかりのデッキを使っていたらしい。
これ自体はなんてことない同調セリフだと思うんだけど、
前回でルークと重なる要素を出した後にドラゴンデッキ経験を明かされると勘繰っちゃうよなーとか、
現在進行形でドラゴンデッキの遊歩はどう思ってるのかなーとか、
ジョインテックレックス初登場時の遊歩の反応あれ結局何なんだろうなーとか、妙に気になってしまった。
ベルギャービームを指示する遊歩、めちゃめちゃかわいい!!!!!!!!!!11
次回は第20話「ゴーハ・ユウナ」!
この人がユウナ本人なのか!?
何か衝撃的なカードが出るらしいぞ!! ゴーラッシュ!!