遊戯王SEVENS（セブンス） 第17話「セツリの庭のネコ」 感想
カイゾーのデータを奪い、遊我たちを誘導した今回の黒幕、西園寺ネイルは、
3歳のころにゴーハのセキュリティを突破し、大量の人工衛星を落として流星群を作り遊ぶような天才少年。
危険な遊びの代わりに親が与えたデュエルも、5歳で大会優勝。
大人たちだけが楽しむデュエルを窮屈に感じ、子供たちのデュエルを開拓しようとした遊我と、
大人たちの大会でも問題なく優勝できる力があり、現状維持で構わないネイル……という関係なのかな。ロードに対するセツリ。
その後ゴーハ社にスカウトされたネイルは、ゴーハ市全域に広がる地下空間を与えられ、そこで全デュエルの管理を任されたという。処理能力とんでもないな……ニューロンリンク要らず。
ある日突然、例によって遺跡ごとオーティスが現れ、新たなデュエルの王によってデュエルが変わることを宣言。そして遺跡ごと去っていく。なんだこいつ。
ラッシュデュエル誕生後はその抹消を試みるが、すべてが弾かれ、ネイルは自信を失った。
遊我はインストールしただけのはずだから、ラッシュデュエルを守っているのはオーティスなのかな。超天才のさらに上を行くセキュリティ……
カイゾーを取り戻すためには、セツリの庭に潜むデュエリスト達を倒し、ネイルの待つ中枢まで辿り着かなければならないが、
遊我たちが6回敗北すると完全敗北となり、デュエルアカウントの抹消と再取得の禁止というペナルティを受ける。ちゃんと再取得禁止を明言するのえらいなあ。
ゴーハ特有の6回ペナルティだけど、アニメでよくある敗北リミットにしてはかなり猶予があるというか、何回くらい負けるのか読めないね。5回フルで使うかどうか……そもそも全体で何回デュエルするつもりなんだ？
もしかしたらネイルの強さを強調するために、ネイル戦だけで何度か負けるのかもしれない。
安立さんは天才プログラマーの噂だけ知ってた。
しかし既にヘキサゴン以外の敵でこんな化け物級が出てきたとなると、残りのヘキサゴンはどういう形で出てくるのやら……
最初の刺客、猫山シュレディンガー。ある意味で遊戯王らしいネーミングではある。
歴代「眼」のドラゴンをネコ化したようなモンスターを使う。切り札はネコだけにオッドアイズ！ 銀河眼は来なかったぞ遊馬！ 瞳に銀河が入ってないんだぜー！
相手に相手自身のデッキトップにあるカードの種類を当てさせ、外せば効果が発揮されるという一風変わった魔法罠も使う。シュレディンガー要素。
何を選ぶべきか悩むついでに、遊我が王を譲ってくれるかどうかの悩みも思いだしてしまい、ダメダメになるルーク。ピンチへの推移のしかたが斬新というかなんというか……
悩みに気付いたガクトの提案で、思い切って遊我本人に訊ねてみると、答えはNO。最初に許諾してくれそうな感じを出したの何？ 王道遊我何？
しかしそれは、ルーク自身が王になる可能性も存在しているのだから、遊我に譲られる必要もない、という話。
これによってルークはロード……ではなくドーロを見いだし、いつもの調子に戻る。
七冥館での一件から、自分ではなく遊我が王になるビジョンしか見えなくなり、
それなら王になった遊我から譲ってもらうしかない……と思っていたのだろう。落ちぶれたぜルーク！
可能性を示されたことで、自身が王となるビジョンを見ることができたルークは、ライバルとして完全復活。それでこそルークだよ！
新たなドラゴン、バンカーストライク（デザイン好み）によって、手札交換のついでにデッキトップを操作し、猫山の罠を封じる。箱の中を見て確定させてしまえばいい！ やったーかっこいいー！
……しかし猫山、最後の可能性を諦めずに罠を発動。敵の刺客その1なのに熱いヤツだな……
デッキトップは確定しているのだから発動しても無意味……かと思いきや、
ルークがデッキトップに置いたカードの順番を忘れるというミスをやらかす。
そんなところまでいつもの調子になるな。それでこそルークだよ！王道遊我何？
ワンチャン通るか！？ ネコチャンだけど。
……結局最後は直感で当て、ルークの勝利。ドーロが見えてからは強かった。
この調子で次のデュエル……とはいかず、ネイルによってセツリの庭から強制退出。
今日はもう遅いからという理由で帰されることになった。なんて気の利くボスキャラなんだ……これがセツリ……！
みんな小学生だからな……安立さんもいるけど……
次回はごめんねゲッタチャンス……ゲッタちゃん！？
ロアロミンで唯一デュエルできなかった平月太がデュエルをするのか！？ 切り開けボクのロード！！
