不当な扱い許さない!
開き直りの悪行三昧、巨人の力で跳ね返せ!
MIKの重要機密とマキシマムを持ち出し、帰ってきた蒼月マナブ!
しかし機密は白紙で意味不明の巻物、マキシマムも超魔旗艦を入手済みなので不要、
そもそも仲間たちがMIKに封印されたばかりという状況では受け入れてもらえず、
牢屋でフェイザーへの交渉材料として捕らえられるだけの、散々な扱い。
そこに帰ってきたもう一人の男、戦争の終結を見届けたズウィージョウ。
過去に敵対した点は同じであるのに、ズウィージョウは歓迎、マナブは投獄……
納得できない扱いの差に、抗議のデュエルを申し込む!
開き直って力に溺れた悪役ムーブのマナブ、対カルトゥマータ光線まで持ち出す。ガクティングよりひどい。
反撃のため敵に従い、耐えてきたのにこの仕打ち……であれば無理もないかもしれないが、それにしたってひどい。
ただ、目の下に隈が現れたり、デュエル中の記憶がないような描写からすると、
ひょっとしたらマキシマムの副作用か何かのせいだったのかもしれない。周囲はわりと納得してたけど。
対カルトゥマータ光線を防ぐため、ズウィージョウはエギルベルギャーを使用。
ダマムー了承の上で行われているので安心である。マッチャ!
悪役の頃に振るっていた力を、味方側でもそのまま使えるのはなかなかアツい要素。
デュエル内容的には、マキシマムが相変わらず絶対的に強い。
アポカリプスによる2段構えの攻めも、装備魔法と罠でガチガチに守られたマキシマムを撃破するには至らないが、
伏せ除去を徹底的に防ぎ、魔法の筒効果の罠を使った効果ダメージを決めてズウィージョウが勝利。
マキシマム使いが絶対に勝つ現状を打ち破りつつ、マキシマム自体の強さの格は落ちない、良い落としどころ。
白紙の巻物が奪われたことを伏せるトレモロ、突然苦しみだしたと思ったら謎の館で倒れている裸のフェイザーなど、
重要そうな描写が山盛りのラスト。
情報屋もしっかり目撃していて、秘密にどんどん迫ってきているぞ!
というわけで、おもしろ実力者対決でした。
出てくると面白くなる、名誉ポジティブ特異点ことズウィージョウの帰還。
愛らしい右腕たちの存在も相まって、非常にありがたい。
マナブの暴走は今後フォローが入るのか、普通に素であれだったのか……
今までちょっと良い奴すぎるところもあったし、素だとしてもこれはこれで人間味かもしれない。対カルトゥマータ光線はヤバすぎるけど。
ただ、マナブはゴーラッシュ唯一の良心みたいなところがあったので、この陥落によって作品の治安は完全に終わった。
次回は第59話「フェイザーの秘密」!
やっとユウディアスがデュエルするぞ!! ゴーラッシュ!!