予言でメンタルボロボロ!
全てを諦めた遊飛の取った行動は……コイントス!?
ゴロッセオの受付で待っていたのはヴィーナス・ガニ子。金星ガニ。
前作キャラ、ヌードル宇宙子のそっくりさんだが、
そもそもヌードル宇宙子は前作の時点で同じ顔が6人いたので、色々ややこしい。
謎の預言者ノムラトダマス。
地球人の小学生ノムラと、寄生型宇宙人ダマスのコンビ。
寄生というと物騒だが、ノムラくんの自我もバリバリ健在で仲いい感じ。
というか非そっくりさんの地球人キャラってめちゃめちゃ貴重だ。
デュエル中に予言をして的中させるが、自分のカード効果が発動した後の状況を言っているだけというものがほとんど。
ノムラトダマスのデッキは悪魔族で、OCGでもおなじみの(?)魔法カード「最終戦争」が中心。
5枚の手札コストはラッシュデュエルであっても厳しいものがあるが、手札補充カードでカバーしている。
何より強烈なのはエースの「災厄予幻士ノスフェラデイモス」で、
墓地コストが6枚必要ではあるが、相手の墓地も6枚までデッキに戻した挙句、その数×600の攻撃力アップ(最大3600)、
しかも相手ターン終了時まで持続するので殴り返しにも強い破格の戦闘能力……
でありながらレベル6というトンデモカード。
墓地の最終戦争を回収する効果まであるぞ!
見た目が天狗なの、なんでかなーと思って調べたら、天狗の由来(語源)が凶事を知らせる星なのね。
的中する予言の数々に心を折られた遊飛、
何をやっても無駄だからと、行動をコイントスで決めることにした。
偶然の選択をきっかけにカード効果が噛み合い、裏守備→表攻撃の能力リセットでデイモスを無力化。
新エース「ジョインテック・トスケラトプス」はコイントスで表なら攻撃力3400かつ攻撃時の罠無効という強烈なフィニッシャー性能。
裏だと守備表示になってしまうが、守備力は素で2500あるので壁としては悪くない。
コインの裏表を勘違いというあるあるネタも入れつつ、偶然を味方につけて遊飛が勝利した。
ダマスの体内から大量に出てきた人気漫画「宇宙さん」。
彼の予言は全て、この漫画の内容を引用したものだった……いやどんな内容の漫画なんだよ。
預言者を倒したら予言の内容が書かれた大量の紙が出てくる、というあたりは原作の狐蔵乃リスペクトかもしれない。
というわけで遊飛デュエル回でした。ここにきてコイントス。
普段の実力はあまりないがここぞで決めるギャンブラー……遊飛お前……城之内くんの系譜なのか……?
現状でコイントス効果を持っているのはトスケラトプスだけなので今回限りかもしれないけど、
今後の遊飛デッキがどんどんギャンブルに染まっていくこともあるかもしれない。
前回で遊歩が「遊我っぽい」ところを強めに見せてきた一方で、
今回の遊飛が見せた「心理攻撃に弱い」「全てを諦めた後に運で調子を取り戻して逆転する」
という要素はむしろかなり「ルークっぽい」。
とくに後者は遊戯王の「最後まで諦めなかった者が勝つ」原則に反していて、
前作でルークがこれをやったのを見て驚いたのは記憶に新しい。
遊歩が遊我、遊飛がルークに対応しているというのは、わりと決定的かも。
次回は第19話「カワイイの力?」!
蘭世のそっくりさんだ! どうせとんでもないやつだ!
今作における蒼月と七星の関係は!? ゴーラッシュ!!