遊戯王SEVENS(セブンス) 第91話「激闘!ラッシュロボデュエル!」 感想
ロボ戦闘要素もこなしつつ、最終決戦らしいデュエルを繰り広げる両者。
しかし展開は予想もしない方向へ!? 最終決戦:中編!
ヘヴィメタルとプリマギターナ。こちらは効果も攻撃もこなして活躍。
まあヤメルーラの効果は味方向きじゃないしビルドドラゴンも種族デッキ用だから壁起用もやむなしだったよね。
急に正真正銘のダイレクトアタックをしてくる宇宙子たち。こいつら自由すぎるからオーティスの指示なのか独断なのかわからん。
麺三郎たちが自作ルールをアンインストールすることでプログラムを物理的に射出、迎撃する。
コンボイ佐川が持ち味を生かし(?) 大質量のトラック攻撃を仕掛けてくるが、
駆け付けたロクロスに撃破された。カレー以外には強いぞ!
ゴーハデュエルの元となったデュエル、それを生み出したのがオーティスだった。
複雑化によって子供たちの手を離れたことに絶望し、そんな時に出会ったSEVENSの書に感化され、デュエルの破壊を企てる。
オーティスの技術力ならば直接手を下すことも可能だが、遊び方を決めるのも、遊びを終わらせるのも子供でなくてはならないという理念により、今のような回りくどい手段に出たということらしい。
「子供は遊びの王様」という表現、とても好き。
しかしその理念のために子供を誘導して巻き込み争わせ、危険な宇宙まで引っ張ってきているあたりが、悪役たる所以か。食い逃げもするし。
オーティスの切り札、フュージョンモンスターのマジシャン・オブ・ダークセブンス。
墓地の闇魔法使いの数×300の永続攻撃力アップと、他の味方モンスターの戦闘時にダメージを受けなくなる効果を持つ。
マスター・オブ・セブンスロード、どう使われる予定だったんだろうかという邪推が止まらないぞ!
対する遊我はセブンスロードとドラギアスのフュージョン、魔導竜騎士-セブンスギアス。
今回選択した効果は墓地の種族×700の攻撃力アップとモンスターへの2回攻撃。
エース全投入デッキと判明したとき、「各エースの属性が結構被ってるから、仲間たちの力でセブンスロードの攻撃力が最大まで上昇みたいな展開にできないのが残念かもな~」とか思ってたら、
種族は完璧にバラバラなので見事に活かしてきた。
ダークセブンスがラーと融合したマリクスタイルなのに対して、セブンスギアスが究極竜騎士スタイルなのもいいね。
セブンスギアスが攻撃力を上回って勝利! かと思いきやこれもオーティスの狙い通り。
罠2枚による強制攻撃とダメージ反射の組み合わせで、敗北確定アタックを強要。
若者が泣きながら月を破壊する結末までデュエルで再現しようとするオーティスの執念よ。子供が終わらせればいいってもんじゃないだろ!
どうする遊我……というところでまさかの中断。
ナナホの仕込みで時計の時刻設定が弄られ、宇宙子たちが定時退社。
宇宙子たちはオーティスの協力者ではあるが完全な配下ではないくらいの立ち位置なのか。どこに帰っていったんだろう……
ナナホも一応爪痕を残した。尺があれば……
中断といってもハプニングによる一時中断であり、合流後に再開されるようだ。流石にここで完全中断はARC-Vでもやらない。
ラッシュロボが耐久限界により危険な状態であるため、遊我は仲間たちを強制的に脱出させ、ひとりで決戦に向かう。
しかし納得いかないルークが叫び、ザ☆ルークメンの力を借りてラッシュロボに合流。
仲間を巻き込みたくない遊我と、一緒に戦いたいルーク……ぶつかり合ったらやるしかない! ラッシュデュエル!
……デュエルを一時中断してる間に新しいデュエルを始めるやつがあるか!!!!!!!
というわけで予想外も予想外の最終回直前でした。
総力戦感で盛り上がったり、オーティスの理念に納得したりしつつも、後半の衝撃展開にだいぶもっていかれた感のある回。
遊我とルークのデュエルはやらなきゃダメでしょ! というのはわかるとして、ラスボス戦の前でも後でもなく間にやるという新しすぎる展開には、流石に困惑してしまうものの、
「オーティスを倒してなんやかんやあってからルークとデュエルする流れを作る尺がない」
「2人が最後のデュエルをするにあたって、非日常的な理由が欲しかった」
「このデュエルによって何かが生まれたり何かに気付いたりするので今しかない」
みたいな、何かしらの意図がなければこんなことはしないはずなので、全ては最終回次第といったところ。
いやー、ついに次で最終回かー。
やっぱり尺が色々足りなかったけど、最後はしっかり見届けたい。
これまでのSEVENSと、ここからのゴーラッシュに向けて、どう着地するのか。
次回はデュエルの王! 最終回!
中断の意味、2人の勝敗、物語の結末は!? 切り開けボクのロード!!