遊戯王SEVENS(セブンス) 第39話「取り戻せ!ムツバの誇り!」 感想
お互いのマキシマムは同時消滅。
相打ちによってライフは変動せず、デュエル続行となるが、
R6の機体が限界を迎えようとしていた。
R6やGG03の修理ができないのは、ムツバ重機がゴーハ社に吸収されたことで、
旧型重機のサポートが終了、修理に必要な純正パーツが生産されていないから。
流用パーツを使った修理もできるはずだが、伝統を重んじるポリシーに反する。
ゴーハ社とアサナの契約、パーツ再生産のために出された条件が、ラッシュデュエルを潰すことだった。
遊我の新エース、鋼機神ミラーイノベイター。
墓地の同種族を3枚までデッキに戻し、そのレベル合計分の攻撃力アップ効果を持つ。
機械族なので本来はマグナムオーバーロードと組み合わせるために投入したカードだったが、
今回は種族変更カードで魔法使い族になり、アサナの発動した種族指定の攻撃封印効果をかいくぐりつつ、セブンスロードらを戻してフィニッシャーとなった。
純正の重機に拘って停滞した重騎DCに、種族変更コンボをぶつけて突破するのがいいね。
デュエル終了後に遊我が発見した研究施設には、行方不明だった初期のムツバ式移動デュエル装置が。
6小の図書室でマキシマムの調査中、この装置の存在を知った遊我は、アサナの笑顔のためにこの場所を探し続けていたらしい。デュエル以外でも笑顔を……
そしてその装置には、流用パーツによる改造の後が。
伝統の背景に改造の積み重ねがあることを、発明少年の遊我は知っていた。
遊我の改造によって復活するR6。
移動デュエル装置を目にしたことで、アサナ達は改造を否定する必要がないことに気付くことができた。ゴーハ6小編、完!
本来ならラッシュデュエルと重騎DCの存続、必ずどちらかが失われるデュエルだったのが、
遊我が笑顔を最優先で考えていたおかげで、どちらも失われずに済んで後味良し。
デュエルの結果自体は反故にしていないのが好印象。アサナは負けてラッシュデュエルは潰せず、パーツの再生産もされていない。
アサナが考えを改めるのも強引な説得によるものではなく、原点を見せることで自然に導かれる結論という感じで飲み込みやすい。
デュエル中のアサナも巨大重機と巨大ロボットの激突を楽しんでいたし、アサナの笑顔を最終目標とするなら、完璧だったんじゃないかな。
6小のラッシュデュエルも解禁され、ゴーハ社としてはマズい展開。
ここから本格的に動きそうだけど、(実権はドローンが握っているとはいえ)社長がミミさんの状態で激突するのか……!?
新しい敵のシルエットなども出ず、今後どうなるのか予想がつかないが、
ここまでずっと面白いので、今後も当然楽しみだ。
次回はギブ・ミー・ジャム♪
プリンセスG登場!? ロミン回! 切り開けボクのロード!!