遊戯王SEVENS(セブンス) 第58話「交差する運命」 感想
ゴーハ兄弟5人目、ユウオウ。
意思を持たない手駒としての人形を愛し、人々を見下す露骨なヒールっぷり。SEVENSでは浮いたノリだが……?
デュエルフィールドにサーカステントを選び、人形劇団の公演としてラッシュデュエルを行う。光のショーをお見せしまショー
ユウオウのデッキは珍しく種族が統一されていない。
「同じ種族のモンスターを破壊する」等の種族参照効果が主体。
逆転の女神とその最上級版である大逆転の女神も使うが、これらは本命ではない。
今回、グルグルがやたら喋る。ルークの居ぬ間に……
今までが喋らなさすぎだっただけとも言う。
ひとりで勝手に何かを感じ取って謎のままなルークお前マジでいい加減にしろよお前(ルーク不穏要素全てに怯えるマン)
限界の近かったヴァストヴァルカンを修復するアサナ。ひいさまそんなことできたっけ……?
まあオカルトじゃなくカードとデータの問題なので技術屋なら出来るようになってても不思議ではないか。皆さんご存知アサナの修復技術みたいな言い方してたけど
またマキシマム消滅の危機! しかし今度はカードの消耗ではなくデュエルプログラム側の問題。アサナの修復がダメだったわけではない。
マキシマム関連のプログラムを構成していたラッシュロボの右腕部分が外れてしまったのだ。
しかしラッシュロボ、自力で右腕をくっつける。
単なる自己修復機能の挙動とも取れるが、それを見たガクトらは「自らの意思」「燃える友情」と解釈。
結構しっかり自我を持ったロボットなのかもしれない。そんな彼に強制体操させてるのか……
ヴァストヴァルカンは消滅せずユウオウを追い詰めるが、ここでユウオウの本命が出る。
2体のモンスターを素材に1体の新たなモンスターを生み出す、フュージョン召喚。ユーゴーじゃねぇ!
ぶっちゃけてしまえばお馴染みの融合召喚ではあるのだが、現れたモンスターが新種族のサイボーグ族だったり、
ラッシュデュエルではフュージョンモンスターだけが持つ、2種類の効果から好きな方を選んで使用できる選択効果を持っていたりと、新しいインパクトもしっかり用意。
ユウオウの切り札であるメタリオン・アシュラスターは、セットカードの破壊という汎用的な効果と、相手の戦士族分の攻撃力アップという限定的な効果を併せ持つ。
「種族メタを活かせないなら伏せを割る」といった使い分けが強みか。
突然湧いた新ルールには勝てない遊我、やはり敗北。マキシマムの信頼度も下がってきたな。
強制運動ギプスがフュージョン召喚のプログラムも兼ねてたりするんだろうか。
ユウオウの担当はやはりARC-Vか。
サーカスでショーのようなデュエル、メインデッキだけの世界にEXの概念を持ち込むなどがわかりやすい。なんならカード名にアークが入ってるというわかりやすさ。
全体的な使用モンスターの雰囲気は遊矢やデニスのEMEm、
人形の劇団としては沢渡さんの魔界劇団、人形で融合は素良のデストーイも意識してたりするんだろうか。
逆転の女神は本命を隠すための仮エースだけど、ピンチからの逆転というショー的なエンタメ志向からのチョイスかも?
他の兄弟と比べて明らかに悪役なユウオウの担当作品になってしまったARC-Vだけど、
歴代作品を悪役に配置するというのは他でもないARC-Vがやってたヤツなので、何の問題もないのだ。
ヴァストヴァルカンが消えそうになるシーンで「これもARC-V要素か!?」と一瞬思ったものの、
実はSEVENS、最終的にちゃんとデュエルで決着がつくというだけで盤外要素の乱入自体はむしろ多い作品なので、今回に限った話ではない。
うん、最終的にちゃんとデュエルで決着がつくっていうのが超重要なんだけどね。
マキシマムの次はフュージョン召喚。
そもそも5枚補充のラッシュは融合と相性がいいというのもあって、不安は少ない新要素。
必要カードが揃わなくても余った素材を好きなだけ召喚して上級のリリースに使えばいい、というのもOCGでは出来なかった戦い方でいい感じだ。
今後出てくるフュージョン使いのデッキも楽しみ。どういう経路で入手するのかな?
3枚合体だから3つの効果を持つマキシマム、2体の融合だから選択式の効果を持つフュージョン、
「1枚のモンスターカードに1つの効果」が徹底されてるのはかなり好印象。STOP! 詰め込み効果!
次回は注文ぼたん!
怒涛のゴーハ兄弟連戦を終えて箸休め……になるのか!? 切り開けボクのロード!!