じおすまいやー

だいたい遊戯王アニメの感想

扱いにくさMAXIMUM

遊戯王SEVENS(セブンス) 第38話「マキシマムを掘り起こせ!」 感想

 

マキシマム絡みで二転三転あって忙しい回。

 

6小の秘密、試作型デュエルディスクの廃棄場。

アサナはこの中からマキシマムカードを発掘したようだが、古いディスクからマキシマムが出てくるというのは突拍子もない話。

実際はどういうことなのかというと、遊我とネイルによるルールのインストール時にゴーハ社サーバーが高負荷状態になり、その影響がゴーハ市地下に含まれるゴーハニウムを伝って試作型ディスクにまで作用、内部のIDカードがマキシマムに書き換わったということらしい。これはこれで突拍子もない話だ。

しかしそれで廃棄場がマキシマム取り放題になっているのかというとそうではなく、

ほとんどのディスクはIDカードが朽ち果てていて使い物にならない状態。

重騎DCは地道な発掘作業によって試作型ディスクをかき集め、3枚1組のマキシマムを揃えるという偉業を成し遂げたのだった。

 

ネイルによるマキシマム誕生がヘキサゴン5人のIDカードを犠牲にして行われていたことが地味に発覚。

普通にゴーハ社のカード製造ラインを使えるんだろうなと思ってたけど違ったのね。

IDカードの書き換えは不安定でマキシマムになるとは限らなかったり、オーバーロードが3人のIDに戻ったのも不安定さのせいで別にネイルの計らいとかではなかったり、意外な新事実が多い。

マキシマムが一般デュエリストに普及したりゴーハ社で量産されたりするのを防いだり、IT系じゃない重騎DCが発掘という方法でマキシマムを手に入れられるようにしたり、遊我が再びマキシマムを手に入れてもまたすぐ失うようにしたり……と考えていったらなんだかすごいことになっちゃったって感じがする。

 

アサナVS遊我

遊我はカイゾーをネイルの元へ向かわせた際、ユグドラゴを借り受けていた。遊我のやつそこまで考えて……

その作戦を見抜きながらも、マキシマム対決上等で臨んだアサナだったが、

遊我は借りたユグドラゴをデッキに投入していなかった。大切に使わせてもらう。

攻撃力上昇効果を持たず格下しか破壊できないユグドラゴはマキシマム対決だと不利で、

罠で徹底サポートするネイルの専用デッキならともかく、遊我デッキにそのまま投入しても活躍しにくい。

いろいろ考えて使わないことにしたっていうのは、このあたりの理由も含まれてるのかも。

 

ユグドラゴは使わないがマキシマムを使わないとは言っていない遊我、

なんと廃棄場到着から重騎DC登場までのわずかな時間で3枚の使用可能なIDカードを集めていた。重騎DCの努力に一瞬で追いつくハントの特殊能力なんなんだ。

よくよく考えると発掘能力って、古代文明の力を狙う敵に攫われて利用されるタイプのヒロインが持ってる能力じゃない? 後藤ハント何?

確実に使えはするユグドラゴではなく、マキシマム化する保証のない発掘IDを選ぶのが遊我らしさか。

賭けに勝ち、オーバーロード再び。

 

攻撃力変動の応酬でお互いのマキシマムがATK3900になり激突。

相打ちかと思いきや、ここでマキシマムのカードが負荷に耐え切れず朽ち始める。

バトル中に片方のカードが消滅した場合、残ったほうの攻撃力がそのままLPに通るらしいので、

先に朽ちたほうが負ける戦いに。デュエル中にカードが消えた場合の裁定出てるんだ……前例あるのか……? 紛失とか焼失……?

どちらが先に朽ち果てるか!? というところで引っ張りに引っ張って次回。

攻撃宣言も効果処理も終わってるんだから速やかに双方破壊でバトル終了してくれよどうなってるんだゴーハのデュエルディスク

 

順当に同時消滅かなって感じだけど、アサナのLPは(見落としがなければ)4000残ってた気がするので、Exカベーターが先に朽ちる可能性はあるのかな。

何にせよデュエルは続行で、エース対決に移行するんだろうけど、

マキシマム激突してからエース対決! っていう流れだけなら普通に相打ちでも作れるのに、

わざわざデュエル中の消滅というイレギュラーを入れてまで、念入りに普段使いを封じなきゃいけないマキシマム、扱いにくすぎる……

残ったユグドラゴはどうするんだろう?

 

 

次回は取り戻せ!ムツバの誇り!

ラッシュデュエルを消す理由、その本心が語られるのか!? 切り開けボクのロード!!