遊戯王SEVENS(セブンス) 第19話「玉座たるもの」 感想
遊我の夢に現れたスーパーラッシュロボ。OPとかで見るやつ……とは細部が違うから新バージョンなのか?
それこそが鍵だと考えた遊我は、ロボの設計を進める。
実際にこのロボが完成したとして、カードゲームで戦うアニメでどう活躍するんだろうか。
ロボットに搭乗したまま宇宙空間でデュエルとかするのか……?
1話冒頭を観返してみたら、観客を乗せながら街中を爆走してゴーハの何かしらに突撃していたけど……
サドル状態のゾーカイゾーに、追加パーツが。
普通に喋れるようになり、サドル状態での充電とホッピング移動ができるように。
少々元気のない感じではあるが、わりといつもの調子で喋る。人格部分はほとんど残ってるんじゃないか……?
研究所の前に置いてあったマッサージチェアに誘われてセツリの庭へ。
本来なら「そんな罠に引っ掛かるな」とツッコむところだが、そもそも前回は特に誘導無しで落としていたので、このマッサージチェアは罠ですらないということになる。何?
待ち構えていたのはネイルの椅子兼執事セバスチャン。
椅子ならではの上から目線(?)により、サドル状態のカイゾーに対しての言葉が厳しい。
変形した椅子でデュエルするくらいだったらそこまで驚かないけど、変形した椅子がデュエルするのか~~~~
セバスチャンのデッキは禍々しい椅子のデッキ。モンスターを「体」ではなく「脚」で数えるぞ!
攻撃力0の闇属性をサポートするデッキのようだ。
切り札は絶対座りたくない禍々しい玉座。アンホーリーなスローネ!
そしてそこから呼び出される冥王ダユー!
椅子だけにイースのダユー……椅子のダジャレなのに普通に感心しちゃった
椅子デッキの切り札のくせに攻撃が超カッコいいぞ!
「人間の価値はその尻の下に従える椅子によって決まる」
いつものようにめちゃくちゃ言ってるだけのように見えて、
高い地位につく=良い椅子に座るなので、価値=地位であれば、わりと真理。
遊我が王になった時に座る椅子とは、どんな椅子なのか。
ワンキルに失敗したセバスチャン、感情など不要と言っていた序盤とは打って変わり、声を荒げ感情的かつ傲慢に。この作品のAI、当たり前のように感情を持つなぁ……リボルバー様どう思います?
カイゾーへの態度が、より露骨になる。
セバスチャンの発動した罠の効果で、セブンスロードは手札に戻り、裏向きでシャッフル。
ランダムに選んだ手札がセブンスロードであれば再び場に出せるが、別のカードであれば効果ダメージでトドメ。事前に他のカードで大量ドローさせていたので、成功率はかなり低い。
そしてこの効果処理が、ソリッドビジョンの頑張りセバスチャンによって、
偽のサドルの中から本物のカイゾーを見つけ出すという演出に。意図はともかく、やってることはエンタメデュエルのそれ。
今までに開発したロードを捨てずに置いてある遊我、当然カイゾーも遊我の大事なロードであり仲間。
見事に本物のカイゾーを見つけ出す。
余計な感情を持ち、足を引っ張り、“道具としては”役に立たないが、
だからこそ4人はカイゾーを仲間として愛せる。
コンボは不発に終わり、セブンスロードは戻ってくる。
ロック効果で攻撃を防ごうにも、大量ドローさせたのが仇となり、除去魔法で解決されてしまう。
久々にセブンスロードの攻撃でのトドメとなった。
椅子に感情は不要と考えていたにもかかわらず、
感情によって遊我に挑み、感情を爆発させながら負けたセバスチャンは、
これ以上ネイルのそばにはいられないと、自身の廃棄処分を提言。
しかしネイルがそばに置きたいのは優秀なマッサージチェアではなく、セバスチャンその人なのだった。
道具になれないAIの肯定……この世界における「人とAI」の歩みは心配はいらないようだ。
次回はオトナはつらいよ!
安立親子対決!? 切り開けボクのロード!!