遊戯王VRAINS 第120話「繋がる世界」
融合の提案はアバンで拒否。
一つになったところで、それはもうAiと遊作ではない、望んだ結果は得られない。
遊作の言う「繋がり」
それは「絆」と呼ばれるような限定的で深い関係ではなく、「縁」とも呼べるような普遍的で広い意味での、出会いと別れ。なるほどなあ。
それを繰り返して生きていくのが人間だ、と。
このあたりの人生観、結構好き。
決着、そしてAiの消滅。
Playmakerの最高の相棒、人を愛したAIはこの世を去るのであった。
3か月後、仁くんが元気そうに店の手伝いをしていたり、晃兄様がCEOになってたり。次はⅢが社長になればコンプだな……
そしてなんか復活したAiを見せてVRAINS完!
3か月の間に旅に出ていたPlaymakerが何らかの手で復元させたとかかなあ。
存在しちゃいけないから消えたのに、復活させられてるのはいいのだろうか。
実は他のイグニスも一緒に復元してるからセーフとか、
滅びはあくまであの時点からAiが生き続けた場合の話であって、一回死んだら話は変わってくるとか、補完するならそんなところか。
というわけでVRAINS全120話、視聴完了。
AIにまつわる問題提起や哲学、それに対する人間賛歌など、
興味深く面白い部分はあったものの、それがアニメ的なエンタメとしては成立していなかったなあ、という印象でした。
放送開始遅れや高頻度の総集編から、物語を作るのに集中できるような現場ではなかったんだろうな、とは想像できるものの……
好きだったのはやっぱり1年目。
総集編こそ多かったものの、デュエルのクオリティが安定して高く、
時間の止まった主人公の時が動き出すまでの物語としてわかりやすかった。動き出した後の日常が皆無だったんだけどな!!!
Go鬼塚やブルーエンジェルも輝いてたしね。リボルバーもこの頃が一番好き。
日常回の無さは本当に痛くて、日常の楽しい思い出がない→世界が危機に陥る(日常が失われる)状況になっても特に感情がない……みたいな感じで、後の盛り上がりにかなり響いてくる。
メインキャラの消滅も2~3回繰り返したら流石に効果が薄れてくる。消滅からの復活は遊戯王あるあるだけど、ここまで多いのは初だと思う。いつもより短いのに!?
色々と積み重ね不足の中で、最終決戦を「Aiと遊作の話」にしたのはナイス判断。
この2人の関係だけはしっかり積み重ねてきたからな……
そのおかげで最終話はそこそこ上手く纏まったと思う。最後を救いと取るか余計と取るか。
次回作は来年予定で、詳細情報は無し。
とりあえずシリーズ終了にならなかったのは一安心。
2作連続で現場のゴタゴタが大きく響いてしまったともなれば、次の作品はしっかり整えてくれると思いたい。そのためにVRAINSが早く終わったんだろうし。
デュエル描写のインフレ(ターン中の行動回数、カードのテキスト量、墓地発動の標準化)も、ここらでリセットかけたほうがいい気がする。
長々と書いたけど、とりあえずこれでVRAINS感想記事は終わり。
次回作が来年だから、しばらくブログの更新自体を休むことになるかな……一応10年くらい続けてたんだなこのブログ……全然そんな感じがしないけど……
何か他のアニメの感想とかゲームプレイ日記とかで繋ぐ手もあるけど、多分やらない。
というわけで終わります。何かVRAINS関連の挨拶で締めたかったけど、適したものが思いつかない。
今後への期待を考えると、結局これが一番になってしまうな!
お楽しみはこれからだ!!