遊戯王SEVENS(セブンス) 第67話「宇宙戦士ザ☆ルークメン」 感想
ザ☆ユーガメンは敵ではない!
やたらパロディ色の強いコスプレ軍団に見守られながら、デュエルはどちらかが倒れるまで続く!
遊びだからこそ本気だぜ!
ゴーハ星人の卑劣な罠によって、正義同士でも戦わなければならない……
ということにしてデュエルは続行。ユウロ兄さん、やっぱりノリが良すぎる。
ザ☆ユーガメンはエースブレイカーを召喚。ゲーム付属!
まさかこんな直接的すぎる除去モンスターがアニメで見られるとは。かっこいいよね。
しかしザ☆ルークメンはフュージョンをデッキに戻して2回目の発動、
暗黒の竜騎士とドラゴン・バットを素材に、月輪龍アンブランサーFを召喚。
スターターに入ってる中で真っ先に抜けていくような2体が大出世。
効果はハイドラゴン族の蘇生。インパクト大。
ザ☆ルークメン、ロード・クラッシャーなる穏やかではないカードを発動。
その効果は相手のレベル7闇属性と墓地7体を条件に、自分の最上級モンスター全員を1500強化したあげく相手の墓地のモンスターを全部デッキに戻すという露骨すぎるセブンスロードメタ。
このカード名でこの効果……ザ☆ルークメン、遊我のこときらいなの???
ザ☆ルークメンのカードにしてはザ☆もないシンプルな悪意カード名だし、
「このカードをザ☆ルークメンに渡した黒幕がいる」とかだったりするのか……?
いやまあこれに関してはいくらSEVENSでも「ピンチ演出用カードに対セブンスロードっぽい名前を付けたらちょっとやりすぎた」とかそんな感じだと思う。さすがに。
ザ☆ユーガメン、逆転のためにドロー効果のカードを発動するが、
ザ☆ルークメンの手札と同じカードを引かなければダメージを受け敗北してしまう。
そのザ☆ルークメンの手札にあるカードがよりにもよってフュージョン。3回手札に来たのかコイツ……
現状でユウオウとザ☆ルークメンしか持っていないカードなので、普通なら引けるはずがないのだが、
流れ星をデュエルディスクで受け止めることによって、その流れ星に含まれていたフュージョンのカードがデッキに入るというトンデモデッキトップ操作に成功。ストームアクセスもびっくり。
「こんなのどう考えてもルール違反」というユウオウと視聴者からの当然の指摘に対しては、
「不測の事態であるならデッキ内容が変わってもデュエルは続行」という裁定がお馴染みゴーハ憲章によって定められていたため、まかり通る。
不思議な力で勝手にデッキトップが光ったりカードが変化したりしてデュエル中断! ってなっても困るから当然の裁定だな!!!
究極体ZEXALに関しては完全に故意でやってるから不測じゃないしアウトな気がする。Playmakerはスキル有りルールだからセーフ。
ザ☆ユーガメンのフュージョン召喚、魔導騎士-セブンス・パラディン。
効果はセブンスロードの強化版で、上昇量が400になりつつ、相手の墓地も参照できるようになって使いやすさアップ。
種族は魔導騎士族。魔法使いの上位種族というよりは、融合の結果を表した種族って感じ。
明らかにブラック・パラディンをリスペクトしたモンスターで、デュエル内容も全体攻撃を付与してドラゴンを一掃するという遊戯と海馬のデュエルを意識したものに。いいぞ。
やっぱりフュージョンモンスターに関してはEXデッキに投入されているわけではなく、フュージョンの発動時に生成される存在っぽい。
明確な描写はないけど歴代作品も多分そういう感じなので、ここは当然か。
知ってるモンスターを混ぜたら知らないモンスターが出てくるの楽しいよね。
ザ☆ユーガメンの勝利だが、納得できない様子のユウオウ。無理もないわ。
デュエル結果を無視してラッシュロボを破壊すべく、月へ向かおうとする。さすがARC-V担当だ……
しかしそこに宇宙から戻ってきたカイゾーが激突し、冷蔵庫で保管されていたロミンのカレーが起爆。
わけもわからずカレーにまみれ墜落するユウオウ、全てがどうでもよくなったのか大人しくギプスを解除。
こうしてラッシュデュエルは守られた! ゴーハ6兄弟編、完……!?
ザ☆ルークメンは満足したので宇宙へ。完全体ならルークの体がなくても動けるらしい。
終盤に最高のタイミングで登場してくれることに期待。
ミミさんの推理によれば、6人目の兄弟はグルグル! でもバッジの反応からするとハズレ!!
おそらく社長室に行ったことがあるという点からの自然な推理なんだけど、ハズレか~。
6人目が誰なのか、そして違うならグルグルはなんなのか、まだまだ謎は残ってるぞゴーハ6兄弟編。
ユウオウも他の兄弟も社長に戻っていいし、なんなら自分もゴーハ社員になっていいよ。
などとのたまう我らが王道遊我。さすがすぎる……
一体、どうなっちゃうの~!?
と、いうわけでザ☆ルークメンの一件は落着。おもしろカッコイイやつだった……
一方でルーク本人に関しては今回最後まで寝てただけ。
最初はルーク掘り下げの流れだと思ってたけど、実際はザ☆ルークメンという独立した生命体が出現しただけだったし、
ザ☆ルークメンの謎はだいたい解明されたけど、ミラギアスはまだ潜伏しているしパウリも謎……といった感じで、
まだまだ引っ張られる上城龍久。終盤の怖さが増していく!!!!
今回のエピソードでは特に必要のないギャバンを出したり、着実に準備が進んでいるとは思う。
深読みの話。
遊戯王ARC-Vという作品への個人的な印象として「遊戯王なのにデュエル脳じゃない」っていうのがあったんだけど、
ザ☆ルークメンのデュエルを手加減と誤解して激昂したり、隕石ドローについていけなかったり、
デュエルの結果を受け入れられず強硬手段に出たりした今回のユウオウを見てると、
そのあたりも考慮してARC-V担当に設定されてたりするのかな、とちょっと思った。
脳がデュエルに染まりきれていないせいで兄弟(歴代作品)から浮く、という重ね方だとするとかなり残酷だな……
次回フォロー入りそうなので注目したい。
ザ☆美少女ロミン、冒頭で終わっていいはずの美少女声を最後までほぼ崩さずに喋ってたの、かなりシュールでよかったな……
気に入ったのかな……
次回はユウオウのユウウツ!
……美少女ロミン継続かよ!? 切り開けボクのロード!!