今度の主人公は宇宙人!!
「王道」の姓と遊の名を持つ双子は有限会社の社長と平社員!?
ハジケを感じさせつつ丁寧に始まった第1話!!
ユウディアス・ベルギャー
888万人の同胞たちと共に、はるか彼方のベルギャー星団からやってきた宇宙人。
争いによって故郷を追われたが、ラッシュデュエルが未来を導いてくれるという伝説を信じ、地球に辿り着く。
しかし、ラッシュデュエルが何なのかは一切知らず、パックを開けるという発想すらなかったほどの初心者。
一人称「それがし」、ラッシュデュエルのルールにいちいち感動する、
相手が不義理を働いたと感じたら即拘束し、バンビドゥしようとするなど愉快なキャラクター。バンビドゥって何?
目からビームを出す。
王道遊飛
双子の兄で、いつも宇宙人を探し回っている小学生。
理由は「アースダマー」なるものを宇宙人に奪われたかららしい。アースダマーって何?
勘違いや妄想……ではないんだろうなぁ……SEVENSの続編だし……
自作の宇宙人レーダーはユウディアスに反応しなかったが、遊飛の前髪はなぜか反応していた。父さん、妖気を感じます。
すこし気が弱めなようだが、カッコつけたがりな一面も。
王道遊歩
双子の妹で、有限会社UTS(UCHUJIN TORABURU SOUDANJO)の社長。オーティスみたいな響きで嫌だなあ
遊飛の宇宙人探しをビジネスに利用するなど、したたかな性格で物怖じしない。
くだけた口調がかわいい。
見慣れないカードパックとデュエルディスクを持っていたユウディアス。
アニメ遊戯王では貴重なパック開封シーンも気になるが、注目はなんといってもデュエルディスクの方で、
遊飛たちのディスクが「G」の形なのに対して、ユウディアスのディスクは「7」……
というか前作SEVENSで使われていたデュエルディスクである。
パックもディスクも出どころが気になりすぎる。ラッシュデュエルの伝説を知った時に入手したんだろうけど……
ユウディアス vs 遊飛
ユウディアスが使用するのは「ギャラクシー族」なる新種族。
双子も知らない種族で、やはり宇宙でしか入手できないカードなんだろうか。
遊飛は玩具っぽい見た目の機械族。
初心者宇宙人の初陣ということで、歴代1話と比較しても特にチュートリアル重視のデュエル。
なんと下級モンスターでの殴り合いしかしない。
魔法も罠も特殊召喚もアドバンス召喚も守備表示も使っていないので、ここから数話かけて少しずつやることを増やしていく方針か。新規視聴者にやさしい。
攻撃力3000が立ちはだかる恒例の展開はできなかったが、
ラッシュデュエルではブルーアイズ以外で攻撃力3000にしようとすると、それなりの手順を踏む必要がある。
(リリースしてアドバンス召喚→モンスター効果や魔法での攻撃力アップ)
初心者にいきなり見せるものでもないのかもしれない。
では駆け引きが全くなかったのかというと、そうでもない。
ピンチの遊飛は(詳細な説明はないが)3枚の罠を伏せ、ユウディアスの攻撃に備える。
遊飛の場の最も攻撃力が低いモンスターは攻撃力1100、残りライフが500。
(おそらく)上級モンスターや攻撃力変動、複数のモンスターでの攻撃は罠で対処でき、
下級モンスター1体の攻撃は通してしまうが、最大でも攻撃力1500なのでライフが尽きることはない……という状況を作り出す。
しかし、ユウディアスがドローしたのはレベル4にして攻撃力1600のモンスター。
完全な想定外によって遊飛は敗北、ユウディアスが初戦勝利を収めた。
トランザム・ライナック。
暫定、ユウディアスのエース。下級モンスターを強化して戦う主人公になったら面白いぞ。
一般レベル4モンスターの最大攻撃力を更新。主人公カードの特権なのか、他種族にも配られるのか……個人的には前者が好み。
ユウディアスいわく「それがしにそっくり」だが、双子からは「言うほど似てない」と言われる外見。
なんにしても自分のカードに愛着を持つのはいいことだ。
遊飛はいきなり負けてしまったが、
初手が事故気味かつ、初心者相手にピンチを演出してカッコつけようとしたことや、
宇宙という環境外のカードを持ち出されていなければ、きちんと生存できるように戦略を考えていたあたり、デュエルの腕自体はむしろ高そう。
ユウディアスはUTSに所属し、ラッシュデュエルの勉強をしながら宇宙人探しを手伝うことに。
遊飛の台詞からすると本物の宇宙人に会ったのは初めてらしいので、これまでは実質ただのトラブル相談所だったのかな。
そしてこれからいろいろ宇宙人が出てくる……前作を考えるとろくでもなさそうだぜ!!
EDは前作SEVENSでもお馴染み佐伯ユウスケさん。うれしい。
映像にはまだ見ぬキャラクターたちの姿も。OP早く見たい。
各シーンの隅っこに毎回映り込んでる女の子が気になる。監視……?
というわけで1話でした。
感想としては、なんといってもキャラクターが魅力的。
ユウディアスは宇宙人主人公という点が目を引くけど、要素を分解してみても「完全初心者」「888万人から歓声を受ける立場の人物」「世間知らず武士」という遊戯王主人公として新しく魅力的な要素が盛りだくさん。*1
遊飛も地球人代表、もうひとりの主人公として成長に期待できるし、アースダマーやら宇宙人に反応する前髪やらのオカルト方面も気になるところ。
そして遊歩はしたたかで頼れるし可愛い声からくだけた口調が飛び出すし公式サイトによればデュエルも強いし見た目も好みなので完全に好き。
冒頭の真剣な顔や、遊飛の前髪を見て本物の宇宙人だと確信したような描写を見ると、何か知ってそうなんだよな~~~~~~~そういうところも好き。
既にキャラクターを好きになっているので、今後が当然楽しみ。早く2話が見たい! ユウディアス! ユウディアス!
アースダマーって何だろう。
名前から真っ先に思い浮かぶのは地球なんだけど、遊飛が「オレから奪った」って言ってるから違うんだろうな。
語感はダークマターっぽい。公式サイトにも「謎の物質」って書いてあるし近そう。
奪われたことによって何らかの実害が発生していそうで、一生アースダマー無しで生きていくわけにはいかない、となると、
「地球人の身体に含まれる、何らかの行為や機能に必要な物質」とかなんだろうか。
ここから前作との繋がりの話。
ラッシュデュエルが普及、王道姓の双子、面影を感じる登場人物……
順当に考えると「SEVENSの未来の話」になるはずのゴーラッシュだけど、
六葉町の町並みはゴーハ市の未来の姿にはとても見えないし、
使われている道具も遊飛の発明品以外は現代風のものが多くて、ドローンが活躍する近未来風だったSEVENSから逆行しているように思える。
UTSが有限会社なのも気になるし。
(単に小規模だからかもしれないけど)
じゃあ未来じゃなくて過去、子孫じゃなくて先祖なのか? と考えると、今度はラッシュデュエルの普及がおかしくなってくる。
オーティスがゴーハデュエルの前身を作ったという発言と、オーティス=未来の遊我説を採用して、
「未来の遊我が過去に飛び、そこでラッシュデュエルを広めたが、後にゴーハデュエルに作りかえられてしまう」と考えられなくもないけど、
いろいろ厳しいし、SEVENSかゴーラッシュのどちらかの物語が台無しになりかねない気がする。
未来だとして、六葉町はゴーハ市とは別の田舎町だよ! とは考えられるけど、地形はゴーハ市と似てる気がするし、六葉町という名前も気になる。
実権を握った六葉アサナが伝統を重視しすぎて時代錯誤の町に作りかえたという説は……エキセントリックすぎるか。あの人ならやりかねない気がする。
過去・未来で説明がつかないなら、やはり並行世界の概念を持ち出す必要があるか。
光速に近づいて亜空間に消えた遊我は、SEVENS世界からゴーラッシュ世界に。
ゴーラッシュ世界の宇宙でパックやデュエルディスクをばら撒き、それを入手したユウディアスは地球へ。
それとは別にゴーラッシュ世界の地球でもラッシュデュエルは誕生していた……とか。
オーティスが並行世界の遊我説もあるし、ゴーハ市の発展はオーティスが並行世界から持ち込んだ技術によるもので、本来なら六葉町レベルであるはずだった、とかも考えられる。
ゴーハ社長ドローンのドールがオーティスの相棒だったわけだし。
流石に並行世界を絡めると何でも考えられてしまう。
現状、確実なことだけまとめて終わっておこう。
・地球の六葉町ではラッシュデュエルが流行している。
・宇宙でもラッシュデュエルを知る機会がある。
・ユウディアスはSEVENS世界ものと同じデュエルディスクと、双子の知らないカードパックを持っていた。
時系列以外で気になるSEVENSとの繋がりというと、ルーク周りかな。
ルークが持つ特別な因子がアースダマーだったりしません?
あとはユウディアスがライナックを自分そっくりと見たのが、ルークとドラギアスの関係と同じだったりとか……
前作であまり回収されなかっただけあって、ルーク関連は特に念入りにこじつける見いだしてしまうな。
現状だと上城家の名前は出てきていないけど、
見た目で言うとユウディアスも遊飛も遊歩もちょっとずつルーク、タイガー要素を持ってるように見えてしまう。いや偶然似ちゃっただけだよきっと……でも性格面も結構似てるところない……?
いろいろ気になりすぎていろいろ書きすぎた!!!!!!!!
妄想はこれくらいにして、次回を楽しみに待とう。
SEVENS要素がなくてもゴーラッシュは楽しみだし、ユウディアスも遊飛遊歩も好きなんだから。
前作を引きずりすぎるのはバンビドゥに値する! バンビドゥ! バンビドゥ!
次回は第2話「迷惑異星人監視機構」!
言ったそばから蒼月の血!! 行くぞ、ゴーラッシュ!!
*1:遊馬は「デュエルが下手」という意味での初心者だったので結構違う。闇遊戯の立場は記憶編以外で発揮されない。