遊戯王SEVENS(セブンス) 第27話「ルーク部誕生!」 感想
カレー回のようなボス戦後の息抜き回だとばかり思っていたら、特大の不穏爆弾設置回だった!! こわい!!
ラッシュデュエルを盛り上げる部活、それがルーク部。
しかし生徒会室を勝手に改装したり、強引に部員認定したり、
肝心の活動イメージも、自らが王のように振る舞う光景だったり……
ルーク部という命名からも明らかな自分本位の身勝手さに、仲間たちはついてこない。
ネイルもヘキサゴンもまだクビになってなかった!
非公認のラッシュデュエルを肯定することはないが、その可能性は認めているネイル。
つまりネイルとしてはラッシュデュエルを正式なルールとして迎え入れたい姿勢だろうか。
しかしここでゴーハ社長、喋る。
ラッシュデュエルを完全にゴーハの敵とみなし、潰す動きに出るようだ。
既に全世界で流行しているらしいラッシュデュエルを、どんな方法で潰そうというのか……
諦めず勧誘を続けるルーク。
でも新聞部とか世紀末苦愛(せいきまつくらぶ)とか、既に部活してるところに飛び込んでも……いや世紀末苦愛って何?
校庭に白線でドラギアスを描き、全生徒に向けて宣伝するが、それでも入部希望者は現れない。
次にルークが向かったのは運動部。抜群の運動神経で活躍し、逆に勧誘される。
字も絵も上手くて運動もできる高スペック……でも成績は悪いんだっけ?
ラッシュデュエルなんてやめてしまえと言う運動部員たち。
SEVENS世界のデュエルは大人気ホビーだが、あくまでホビーの域は出ておらず、興味のない人はいる。
今までのシリーズで部活動が出てくると、部長が当たり前のようにデュエリストで、活動内容を題材にしたデッキを使ってきたり、
そもそも学校自体がデュエルの学校だったりしたから、なかなか新鮮だ。
とはいえ前回で小学生の7割以上が遊我の味方だったことを考えると、かなり少数派になるのかな?
ルークはデュエルの魅力を熱弁するが、それですぐに気が変わったりはしない。
だれも来ない部室で、1人デュエルを始めるルーク。
ディスクはひとつしかないので、テーブルの上で全手動。
ゴーハのディスクを介さずにデュエルが発生してるけどゴーハ社的にはいいのかなこれ
2人になりきって、セルフ効果音付きでノリノリのデュエルを進行するが、ふとした拍子に泣いてしまう。
ひとりでデュエルしているのが悲しいのではなく、自分なりにラッシュデュエルを広めようとしても誰もついてきてくれない、理解や興味を示してくれないのが悲しくて悔しいのだろう。
視聴者目線でも、常に仲間と共に賑やかだった普段のSEVENSとの落差が効いて、結構つらい。
ルークの涙に反応したのか、グラビティ・プレス・ドラゴンのカードが光り出し、
突如として謎の空間が広がる。んん???
遊びだった1人デュエルが、もうひとりのルークと戦う展開へシフトする。何!?!??!!?!?!?!?!?
このデュエルで負けたほうのルークは消滅……
1人デュエルが盛り上がって、イメージの中でそれっぽい展開になっただけのギャグ演出の一環……とは思えないよなあ……引っかかる点が多すぎる。
もうひとりのルークはドラギアスを召喚するが、そのカードイラストや体色、攻撃技名が普段のものと異なっている。こわいこわいこわい
対する“こちらのルーク”が召喚したのは幻撃竜ミラギアス……ルークの知らないカードだった。
相手モンスター2体に1500の弱体化をかけた上で連続攻撃が可能という、ドラギアスを上回る攻撃性能だが、
レベル7モンスターの手札コストが必要で、弱体化できるのもレベル7以下、
連続攻撃はモンスターに対してのみ可能と、完全にドラギアスを上回るわけではない。
敗れたもうひとりのルークは、真の王になれと言い残して消滅……
勝ったルークの手元にはミラギアスのカードが残った。何……?
デュエルを終えたルークの、普通の部室に、遊我たちが帰ってくる。
ガクトによって、ルーク部ではなくラッシュデュエルクラブとして正式に承認され、3人も入部することに。よかったねルーク!
……って部室にミラギアスのフィギュアが増えてるうううううう!!!! よくねええええええええええええ!!!!!!!1
EDの校歌がルークバージョンに。ほかのメンバーのバージョンも流れるのかな?
ルークバージョンだが今回からロミンも参加している。ガクトと同じく絶妙なラインで音痴を表現。
映像で部室に置いてあったぬいぐるみがルークの手作りだと判明。こいつ勉学以外は何でもできるのか……?
で、ミラギアスのフィギュアはどうやって……?
あと最後に映ったUFO、再登場期待していいんですか??
上城龍久の転換点になりそうなデュエルだったが、いったい何が起こったのか。
もうひとりのルークは誰だったのか? 俺はお前、お前は俺としか言っていないので、ルークかどうかもわからないが……
悪魔ではないとは言っているが、これは悪魔は“悪魔”ではないという意味で、悪魔と呼ばれている“それ”の正体である可能性はある。悪魔は“俺”なのか?
ルークが真の王となることを望む存在……我々の知るものと違うドラギアスを使う……
今回は全体的にオカルトテイストが強い。
校庭が光る、涙でカードが光り謎の空間が広がる、覚えのないカードが手元に残る……
マキシマム誕生を筆頭に、SEVENSはオカルトパワーではない方向で話を展開していたが、ここにきての非ぃ科学的ラッシュ。
ただ、ルークの悪魔の力が“科学を破壊する力”とも言えるのを考えると、
科学の遊我サイドとオカルトのルークサイドで、意図的なものだと思う。最終盤が怖い!!
増殖するカレーとか宇宙人とかは何サイドなの?
校庭が光ったのは何だろう。
ドラギアスを描いていたから、それが魔法陣や地上絵のような役割を果たして今回の一件に繋がったとか……?
校庭の下に遺跡か何かが埋まっていたとか……?
カードが光ったのはルークの涙に反応した? カードがグラビティプレスだった意味はある?
涙そのものというよりは精神的な変化が引き金なのかなぁ……
誰もついてこない、王になれない自分を強くイメージしてしまったから、王を願うもうひとりのルークが出てきた?
敗者が消滅するデュエルは、自分の中の何かとの決別?
消滅したルークは何だ? 今ここにいるルークは……誰だ?
もうひとりのルークなんてものが出てきてしまったので、前回遊我に力を貸してくれたIDカードのルークが、遊我のイメージではなく実際にカードに宿っていた何かの線も出てきちゃったぞ……
ミラギアスのカードはどうやってルークのデッキに紛れ込んだ?
既に入っていたカードを書き換えて? 41枚目のカードとして新しく発生して?
ゴーハ社のディスクを通してないデュエルだったのも重要か……?
不穏なデュエルで急にエースとして現れて、幻影とか暗黒とかネーミング的に負の存在にも取れるミラギアスだけど、
「7」にちなむ要素が多いのと、ルークに寄り添うシーンがあるから悪いドラゴンではないと思う……思いたい。
今後が怖いけど楽しみだ。遊戯王SEVENS。
次回は合宿!お寿司デュエル! 寿司子がデュエル!?
久々のハングリーロミン!? 切り開けボクのロード!!