じおすまいやー

だいたい遊戯王アニメの感想

覚悟を決めればデュエルも決まる

遊戯王SEVENS(セブンス) 第24話「覚悟」 感想

 

 

遊我が意図的に残したラッシュデュエルプログラムの余白は、ラッシュデュエルが広まった後に新しいルールを加えて、ラッシュデュエルを更に面白くするための拡張性。

そしてそれはネイルの手によって実現したはずだが、遊我の表情に明るさはない。

遊我も認める”面白い人”が、遊我も想定していたルール追加を行い、それを用いてデュエルをしたなら、遊我は笑っているはずなのに……

 

それは悔しさだと、ロアは指摘する。

遊我自身がいつかやるつもりでいたルール追加を、先にネイルにやられてしまった(それも、マキシマム召喚という巨大ギミックで)悔しさ。

ラッシュデュエルのゲームバランスを壊されて怒っていたわけではなかった

普段は視野の広さ故に、雲の上の存在のようにも感じる遊我の、等身大の部分が見えるエピソード。

達観なんてしていない、発明少年なんだなぁ。

 

一方ルークたちはマキシマムの攻略法を探るべく、遺跡に辿り着く。

呼ばれたら来てくれるオーティスさん普段何してるんだろうね

3人に分身したオーティス全員に勝てれば、マキシマム攻略のヒントを得られるが、

ゴーハのプログラムはオーティスを遊我側と判定しているため、勝敗にかかわらずペナルティ3つ追加が確定している。

どちらにしろペナルティは後がなくなるうえに、誰かが負ければヒントすら得られないようなハイリスクなデュエルに挑み、勝つことができるか、覚悟が試される。

 

3人はそれぞれデュエルをしているが、描写はガクトのデュエルに絞られる。

分身したオーティスはおそらく全員「後攻1ターンで決めなければ負け」という、シンプルな詰めデュエルじみたデュエルを仕掛けてきているので、一人が解答例を見せれば十分だろう。

 

今回のオーティスは真紅眼。SETOだから青眼使い、というわけでもなくなった。

新時代のデュエリストが越えるべき壁として、過去のカードを使っている感じかな。

ライフ4000で黒炎弾の使いまわしを狙ってくるの怖すぎる。

 

ここまで相手が悪くて全敗のガクト、ようやくの見せ場。

一歩間違えれば自滅の博打に覚悟を持って挑み、待たされすぎた新エースのキメルーラで直接攻撃を決めて勝利。やっぱりガクトのエース演出カッコいい。

今回は攻撃封じとのコンボだったけど、どちらかというと守備で凌ごうとする相手に問答無用でトドメを刺すためのカードかな。じゃあヤメルーラと同じ優勢時向きカードで、結局アニメ味方側のデュエルに向いてないんじゃ

 

覚悟のデュエルに勝利し、ペナルティ3つと引き換えにオーティスから引き出したヒントは「既にお前たちの中にある」……これ怒っていいやつじゃない???

とはいえ3人はヒントによって何かを掴んだようなので、良しとしておこう。

 

 

次回は夢と勇気と友情! 3つ!

マキシマム攻略のために3人から受け取った「覚悟」とは!? 切り開けボクのロード!!